集落の中にある住吉神社は別名「龍燈の宮」とも呼ばれており、大晦日の亥の刻に決まって、集落の沖合約6kmにある「沖の栗」という瀬〈海の中の浅瀬〉から長さ約1.8mぐらいの火の玉が現れ、海上を射矢のごとく進んで「龍燈の石」に止まり、「最勝の森」〈さいかちのもり:住吉神社〉~「南北司神社」〈なぼしじんじゃ〉の順に飛んで、再び沖合へ飛んでいくと言われています。
この伝説は、私が小さい時から聞かされており、私たちは今でも「龍燈の石」のことを「神様の石」と呼んで大事にしています。
実は、今から約45年ほど前に、この石にまつわる不思議な出来事がありました。
当時、集落の護岸工事のため、邪魔になっている「神様の石」を建設業者がハッパ〈ダイナマイト〉で割って護岸の中に入れようと半分に割ってしまいました。
ところがその晩から大変なことになりました。
ハッパに係わった工事関係者が全員、「龍神」に祟られて夜眠れなくなり、神主さんにお祓いをしてもらいようやく鎮まったとのことでした。
このことは、私が約45年ほど前に、二つに割れた石の中に小さな神棚を供えてお祓いをしてあったのを今でもハッキリ覚えており、私は今でも真実であると思っています。
あなたは信じますか?
「神様の石」全景と護岸 |
「神様の石」近景 |
「龍燈の石」の一つ:ここに一旦「龍神」が休憩します:イスに見えませんか? |
住吉神社 |
近年建立された石碑 |
ハッパで割られた「神様の石」:当時は二つに割れてまとまっていました |
このような伝説が岩車にあったんですね!
返信削除私は、不思議なことですが真実だと思っています。
削除自然界には不思議が満ちています。
新田信明